当店の縮毛矯正の特徴はエアーストレート

縮毛矯正への思いについて僕の経験から感じる事と、思いを書いてみようと思います。

長年縮毛矯正の技術を行ってきました。強いくせ毛やダメージがかなり進行している方もそれこそ毎日毎日おいでになります。そんなお客様にいつも思う事。縮毛矯正というメニューのコンプレックス。私の経験上、縮毛矯正のお客様はいつも不安と期待半分なんです。いろんなお客様がおいでになるのですが、いつも痛感します。くせ毛の方の気持ちを。ですから無心に練習をして、研究も重ねました。縮毛矯正を必要としている方にご満足いただけるように。今まで矯正を敬遠されてきた方の喜ぶ顔、他店では諦めてしまった髪をキレイにすること、それらを沢山経験してきました。でも技術的にどうしても解決できない事。それは縮毛矯正の宿命のスタイルの違和感。縮毛矯正はアルカリの薬剤と高温のアイロンでプレスする事で成立します。2つの難点は物理的にどうしても解決できませんでした。でも長年の縮毛矯正の弱点を解決できる方法を取り入れてから、劇的に変わりました。それはエアーストレート。これは画期的でした。ヘアエステと縮毛矯正を同時に行うイメージですが、この2つの特徴をお話しいたします。

弱酸性縮毛矯正

従来の縮毛矯正の薬剤はアルカリ剤でした。アルカリには髪を膨潤させる役割がありますが、それによって開いたキューティクルの間から還元剤と呼ばれるものを浸透させます。アルカリには髪の毛をダメージさせる性質があり、アルカリが強ければ強いクセや縮毛も伸ばすことができますが、反面ダメージが進みやすくなります。さらにヘアカラーやブリーチなど、縮毛矯正と共にダメージを負いやすい毛髪になっています。ご来店の際にはすでにダメージの状態ですから、アルカリ剤での施術は難しい状態です。その様な中でさまざまなメーカーがヘアカラー対応、ダメージ毛対応の縮毛矯正剤を発売していますが、しかしアルカリを減らすことはできても、それはハイダメージ毛やハイブリーチの部分にしか使えませんでした。強い縮毛やくせ毛には弱酸性ではキューティクルが開かず還元剤が髪の内部に入らないからです。でもそれを可能にした尿素。ようやく技術の進歩もあり、トリートメントが浸透する原理を利用して、弱酸性でも縮毛矯正がかけられるようになりました。

 

ノンアイロン縮毛矯正

またもう一つのダメージの要素はアイロン。アイロンをすべて否定しているわけではありません。もちろん高温はなるべく避けたいものですが、従来のくせ毛を伸ばすためにはどうしても必要でした。

アイロンのダメージ

高温のアイロンと一口に言ってもご自宅でアイロンを使用しているお客様もいらっしゃいます。ですから既に熱のダメージを負っているのもよくわかります。ダメージ毛に熱を加えるとさらに傷みが加速します。特にご自宅でのカラーリングの置きすぎによるダメージは見た目よりかなり傷んでいます。特に白髪染めですと頻繁に染める方もいらっしゃいますから、かなりのダメージの進行です。その状態の毛髪に高温のアイロンの過剰の熱を充てることで、タンパク変性という現象を起こしてしまいます。タンパク変タンパク変性毛とは、髪の内部の構造が、「熱・アルカリ・圧力」などによって、変化してしまう事を言います。髪のほとんどはタンパク質で出来ているのですが、たまごで例えると分かりやすいです。生卵に熱を加えると、ゆで卵になりますね。これは、たまごのタンパク質が、質の異なるタンパク質へと変化したという事が言えます。わかりやすく言えば固まってしまう事。引っ張っても全く伸びない髪の毛になってしまうこともあります。髪を別の物質に変えてしまうので、そのあとのカラーやパーマに影響が出てしまいます。縮毛矯正の後のカラーリングの発色に影響が出てしまいます。でもエアーストレートは全然それが感じられません。

アイロンの髪型への影響

ダメージ以外の要因。それは前髪やトップの部分を固定してしまう事。固定してしまうという事は、髪の動きも一定にしか動かなくしてしまいます。自然な動きが出来なくなってしまいます。その結果が仕上がって時の不自然さに現れます。まっすぐになって初めて感じる不自然さ。少し違和感を感じる方から、もしかしたら私たちで作ったスタイルを一生懸命に作り直すお客様もいらっしゃるかと思います。

それらをすべて解決したのがエアーストレートです。お客様の髪のダメージをしっかりとケアしながらもいわゆる縮毛矯正っぽくない見た目に仕上げていきます。エアーストレートでのご来店をお待ちしております。